最先端の心理学では、ネガテイブな心情は脳を破壊すると言っています。
カナダ、カルガリー大学「ホッチキス脳研究所」のジャディブ・ベインズ博士らが行った研究によれば、『他人から伝わってきたストレスは、自分が感じたストレスのごとく細胞レベルで脳を変化させてしまう。』という研究結果を発表しました。
例えば、私たちが生活している中でも、イライラしている人を見ると、こちらまでイライラしてくる。
不平不満、愚痴ばかりを言っている人の話を聞いていると、こっちまで具合が悪くなる。ネガティブな人の感情に引っ張られる。
こういった経験は、エンパス体質じゃなくても、誰にでもあることです。
他人の感情や精神状態が、自分の心身に影響をもたらすことは明らかなのです。
そしてそれはストレスでも同様なことがおこります。
他人のストレスは伝染してしまいます。
みかん箱の中のみかんが1つ腐っていると、他のみかんまで腐ってしまう。この原理と同じということになります。
ご家族の中でネガティブな人がいると、他の人も何となくその人に影響されてしまう。
会社でも、いつもネガティブな事ばかりを言う人がいたら、社内の雰囲気も悪くなってしまう。
すべて思考が連鎖してしまうということです。
怖いですね。
以前、私はイベントを主宰していましたが、その行き帰りに、私の車に同乗していた人がいました。
その人を乗せて走っている1時間余りの時間は、ずっとその人のお悩み相談になり、愚痴のオンパレード。
イベント会場に着いた頃の私は、ぐったり・・・ということがありました。
その当時、会場に着けば気持ちを切り替えて、元気に振舞っていましたが、イベントが終わり帰路に着くときも同じ状況なのです。
それが、約1年余り続き、そのイベントも解散となりました。
後々に他の参加者から聞いたことは、「いつもレジーナさんは疲れた様子で、イベント会場に来るなぁ」と不思議に思っていました。と。
私がその当時のことを話すと、「だからなんですね~~。腑に落ちました。』と言われ、私自身もまさかそんなオーラを発していたなんて、思いも寄りませんでした。
こういったことは身近に起こりやすいことですね。
友達の愚痴を聞いてぐったりしてしまうのは、細胞レベルで脳が変化してしまうことのほかなりません。
脳は一度委縮してしまうと、なかなか元に戻りにくくなってしまうそうです。
うつ病は移るといいますが、こういう意味だったのです。
これとは逆に、ポジティブな人と一緒にいると脳が活性化してくるようです。
日頃から、次のことを意識することが大事といえます。
- 笑顔を絶やさない
- 物事の捉えかたを前向きに考える
- 不平不満を言わない
- お金がない。と言わない
- 感謝の気持ちを忘れない
これらを心がけていきましょう。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。