皆さんこんにちは。

今日のテーマは、「感情の解放ワーク」についてです。

感情の解放ワークは、「ネガティブな感情を解放する」というワークなのですが、今ではポピュラーなセッションになってきていますよね。

誰しもネガティブな感情は持っていますので、その感情を解放するワークはとても魅力的です。

しかし、ほとんどの人がその方法を間違えていることを、残念に感じてしまいます。

正しい方法で感情を解放するために、まずは、ネガティブな感情にはどのようなものがあるのかをみていきましょう。

 

心のブロックとは

私たちが夢の実現を叶えたいと思ったときに、時々邪魔になるのが「心の抵抗感」や「心のしこり」「わだかまり」です。

こういった心のブロックは、わりとすぐに解消できるものもあれば、しつこくて拭えないものもあります。

あなたの心のブロックはどうでしょうか?

心のブロックにまで発展してしまうネガティブ感情は、子供の頃からのものや衝撃的な出来事が原因だったり、長年の歳月を繰り返してできたものなど様々です。

そのようなしぶといネガティブ感情については、カウンセリングやセラピースクールでその感情を解放させると良いとされおり、実際に「ブロックを外します」といったようなセッションが多く実施されています。

しかし、実は、このネガティブ感情を解放することには、大きな落とし穴があるのです。

その落とし穴とは・・・

 

「ネガティブ感情」解放の落とし穴

結論からお答えすると、ネガティブ感情を解放するだけでは、本当の問題は解決しない‼︎ということです。

びっくりですね。

その理由は怒りや恐れなどの苦悩感や不安感など、ネガティブな感情に浸ることは、無意識の中に肯定的意図を持っていると言われているからなのです。

例えば、ある人が大きな悩みを抱えているとします。

その人に、これまで吐き出すことができなかった苦悩感や不安感を聞いてもらえるカウンセラーができたとします。

すると、苦悩感や不安感を吐き出せる場所があること、自分が大変でかわいそうだという感情に浸れることで、逆に安心感や安堵感が生まれてしまいます。

その結果、無意識にも、その安心感や安堵感を得られることをメリットと感じるようになり、苦悩感や不安感の感情を吐き出し、感情に浸る状況を繰り返したくなるのです。

まるで麻薬みたいですね。

これが依存の始まりでもあります。

まさしく、この状態が苦悩感や不安感などの感情に浸る上での肯定的意図と言えるでしょう。

 

正しい解放のやり方

このように、ネガティブ感情を解放し心の中のわだかまりが解け、気持ちが浄化されることを「カタルシス効果」と呼びます。

カタルシスとは、ギリシャ語で「浄化」という意味ですが、一般的なセラピーやカウンセリングでは、こういったカタルシス効果を狙ったネガティブ感情の解放を重要視するセッションやワークが多いのです。

しかし最方でお伝えしたように、このネガティブ感情を解放するだけで、本当の解決になっているのかというと、実は、根本的には解決していません。

脳科学で有名なある先生は、「脳科学的には感情解放だけだと根本的な解決にはならない。苦悩感や不安感という感情を弱めようとすることなく味わい尽くし、底付き感を感じることが重要」と仰っています。

もう一度繰り返すと、苦悩感や不安感を弱めようとするのではなく、前向きな姿勢で解放しつつその感情を味わい尽くすことが重要だということです。

味わい尽くしていくと、その感情を感じたくてもリアルな感情を持って味わえなくなってきます。

ネガティブな感情は解放するだけでなく味わい尽くすことが重要なのです。

この少しの考え方の違いで、あなたの人生に大きな結果の違いが生まれてきます。

では、味わい尽くすとはどういうことでしょうか?

その方法についてお伝えしていきます。

 

ネガティブ感情を味わい尽くす方法

ネガティブな感情を味わい尽くすとは、とことんその感情に浸ってみるということです。

ネガティブは悪いことだから、「早く切り替えなくちゃ」と言って無理をしないことです。

今日はそういう気分に浸りたいと思ったら、浸っていいんです。

浸って、浸って、なんだかばかばかしくなってきたと思えるくらいまで、ネガティブな感情を味わい尽くすことで解放されていきます。

味わい尽くすことで、徹底的に自分の心を浄化するということなのです。

是非、自分をごまかさずにやってみてください。

そして、やってみてどうだったかお知らせください。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。